私たちは本当にそのものを見ているのでしょうか?
あたし達が見ているものや聞いているもの、味わっているものなど感じているものはすべてが脳の錯覚だとしたら・・・。
私たちは本当の外界を見ることができません。
脳が作り上げている世界を本物の世界と勘違いしているに過ぎないのです。
本書はそういったことを実感させてくれる1冊だと思います。

前野隆司著 筑摩書房 2007年5月25日第1刷
副題:「おいしい」も「痛い」も幻想だった
帯:「意識のクオリア」も五感もすべては錯覚だった!!