人は自分に都合よく解釈する傾向があります。
同じものを見ても、その人によって受け取り方が違ってきます。
それは、自分にとって都合がいいように受け取る傾向があるからです。
よく出てくる例ですが、タバコとがんの関係です。
「タバコとがんは関係がある」
タバコを吸わない人はこういったデータを信用する傾向があります。
しかし、タバコを吸う人は否定的です。
タバコを吸っていてがんになるということを信じていると怖くて吸い続けることができなくなります。
タバコを吸うということを肯定するため、データを否定するのです。
このように同じものでも、本人が置かれている立場、考え方によって受け取り方が異なってくるのです。
こういったことを心理学では「認知的不協和理論」といいます。
人は素直に出来事を受け取ることができないということです。
明日は心理カウンセラー養成科中級コースです。
認知(ものごとの考え方・受け取り方)の特徴を行う予定です。
10~12時、場所は神奈川教室です。
よろしくお願い致します。