最近、脳科学がブームですね。
計測法が発達したため、脳の働きが徐々にわかり始めてきました。
脳の働きがわかると、心の働きがわかってきます。
ですので、心理学も脳の働きは重要な研究テーマです。
心理学は行動の科学です。
ですので、心理学では行動を心理ととらえています。
そして、行動はその人に刺激が加わると起こると考えます。
刺激は環境のことです。
私たちはある環境刺激を受けることで、行動が生まれてくるのです。
私たちの心理に影響する環境。
環境からの刺激は感覚器(耳・目・口・皮膚・鼻など)を通して脳に伝えられます。
そして、脳が判断して筋肉の運動として表されます。
感覚器から脳へ、また脳から筋肉へは神経細胞を通して行われます。
ですので、感覚器を受容器、受け取る器官ともいいます。
また、反応として行動する筋肉などは効果器などともいわれます。
この二つを調整する作用を統合作用といいます。
統合作業は脳の働きによります。
ですので、脳は心理学にとっても重要な研究テーマなのです。