脳は常時働いています。
寝ている時でも働きをやめることがありません。
そのため、多くのエネルギーを必要とします。
「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖」
よくこのような話があります。
時には、ぶどう糖以外を利用することもありますが、確かに、ほぼブドウ糖をエネルギー源にしています。
だからといって、ブドウ糖を摂取すればいいというものではありません。
「砂糖は手っ取り早くブドウ糖を補う」
だから疲れた時には砂糖がいいというわけにはいかないのです。
ブドウ糖を摂取しても脳へ届くとは限らないからです。
ブドウ糖は自然界には単体では存在しません。
何かとくっついた形で存在します。
たくさんくっついているとデンプンになります。
砂糖はブドウ糖を含んでいますが、二糖類と呼ばれます。
消化、吸収されやすい形になっています。
ブドウ糖が急に吸収されると血糖値が高くなります。
そして、身体は生理的に血糖値を下げようとします。
このとき、血糖値を下げすぎてしまい、低血糖になることがあります。
低血糖になるとブドウ糖は脳へ運ばれません。
脳がブドウ糖不足になるのです。
こうなってしまうと脳は働かなくなります。
逆に、危険を察知してきれたり、不安になったりしてしまいます。
現代は誤った考えから、砂糖は脳にいいと思わされています。
それに従った結果、脳のトラブルが増えているのです。
脳のエネルギーはデンプンからとるようにしましょう!