心理学講座53 脳幹の役割
私たちの脳は大きく発達しています。
その部分は大脳皮質です。
しかし、脳には他の役割をする場所もあります。
その一つが脳幹です。
脳幹の中に間脳があります。
間脳は主に、視床と視床下部から成り立っています。
自律神経やホルモンなどの中枢(コントロールセンター)になっています。
満腹中枢や性中枢にもなっています。
その他、大脳皮質で感じられない痛覚や温度感覚も感じ取る働きを持っています。
また、視床下部は大脳皮質の古皮質や旧皮質と相互関係を持っています。
視床下部は身体の変化を感じ取り、それを調整する作用があります。
例えば、血液中の空腹物質が増えるとそれを古皮質や旧皮質に伝えます。
そして、身体は行動に食べ物を食べるという行動を起こします。
カウンセリングを行っていると摂食トラブルや性のトラブルを抱えていらっしゃる方がいます。
こういったトラブルの要因として、間脳のトラブル、ということも考えられるのです。