心理学講座59 ホルモンは心理に大きく影響します
私たちの体を調整してくれるのは神経系だけではありません。
ホルモンも私たちの体を調整してくれるのです。
例えば、水。
ここのところ暑くなってきました。
暑くなると汗をかきます。
身体の中の水が失われます。
そうすると、のどが渇き、水を飲みます。
飲み過ぎたような場合は、尿の量を多くして、身体の中の水分を減らすのです。
このような働きをしているのがホルモンです。
このホルモンは私たちの心理に大きく影響します。
心理学では心理は行動です。
ですので、行動に影響するのがホルモンなのです。
女性の方は経験されたことがあるかもしれません。
生理前になるとイライラしたり、甘いものを食べたくなったりすることはありませんか?
人によっては、しょっぱいものが欲しくなったり、気分が滅入ったりすることもあるようです。
このような状態はホルモンと関連があります。
その他、アドレナリンというホルモンが多くなるとカーッとしたり、切れたりすることがあります。
このようになると、自分で制御しようと思ってもなかなか難しいのです。
私たちの心理状態は体の状態の影響も受けています。
ですので、いくら、心理カウンセリングを受けても改善できないということはよくあります。
体のほうを改善する必要があるからです。
心理カウンセラーの方はこういったことも頭に入れておいて欲しいと思います。
体のことは医師任せ、患者任せでは、悩みの解決にいたらないことがあるからです。
TAO心理カウンセリング学院ではこういった点から、身体面からの心理カウンセリングを重視しています。
こういった視点がクライアントさんのためになると思います。
興味のある方はストレスケアコースを受講いただければと思います。