あたりまえのことのようですが、私たちには個人差があります。
すべてが同じようになっているわけではありません。
発達にも同じようなことがいえます。
遺伝的な素因や環境的条件によって発達の速度は変わってくるのです。
同じ時期に同じような水準に達するわけではありません。
個人差があるのです。
身長や体重、運動機能などに違いがあるのはよく知られています。
元々、生まれた体重が違ったりするのですから、当たり前といえば当たり前です。
身体的な側面だけではなく、精神的な側面にも同じように個人差があります。
すべての人が同じように発達したら怖いです。
考え方も同じであると面白みがなくなってしまいます。
最近では育児もマニュアル化されています。
身長や体重、運動機能、言語機能などがマニュアル本に書かれています。
そのマニュアル通りでないと心配する親御さんが多いです。
マニュアルはあくまでもマニュアルです。
その子その子で発達の状態は変わってくるのです。
このことをもう一度頭の中に入れておく必要があると思います。