心理学講座93 道徳性を基準とした発達段階の分類

ものごとはいろいろな視点からとらえることができます。
ですので、事実は一つでも解釈は様々になってしまうのです。
その人がどういった立場にいるか、どういった考え方をしているか、ということで変わってくるのです。

発達心理学でも同様です。
発達段階をどのようにとらえるかによって、分類方法が異なってくるのです。
その一つが道徳性を基準として分類したものがあります。

1)3 ~ 4歳まで:道徳性の萌芽期
2)小学校低学年まで:周囲の道徳性によって動かされる時期
3)小学校卒業まで :過渡期
4)青  年  期 :自立的動悸が決定され始める
5)青 年 後 期 :自律道徳期

このように見てみると、幼少期にどのように育てられるかが大切だと思います。
道徳性は小学校低学年くらいまでに基礎が出来上がります。
そういった意味で、家庭教育、幼児教育、小学校の低学年の教育が重要になります。
こういった時期にどいうった先生にあたるかはとても重要になると思います。
先生方は心して接して欲しいと思います。