心理学講座164 未来を考えて行動できますか?

あなたは未来のことを考えて行動しているでしょうか?

人間は未来のことを考えて行動できるのが他の動物と違うところです。

仕事へ行くとき、なぜ、その時間に家を出るのでしょう?
それは、始業時間などに合わせるからですよね。
始業時間という未来を考えて、家を出るという行動を起こしているのです。

こういった考えが完成するのが、12~15歳くらいです。
自分の過去の経験や現在の状況に影響されずに、仮定的に考えることができるようになります。
言葉の理解も進みます。
その結果、論理的推論や推理ができるようになるのです。
そして、現実や自分の信条と一致しなくても、論理的に導き出された思考を信頼するようになるのです。
この段階を形式的段階といいます。

思春期に入り、未来や理想を求めていくのはこういった発達段階によるものです。

あなたは未来を考えて行動していますか?