「もっともらしい嘘」に騙されていませんか・・・?

もっともらしい嘘。
ある時から、使うようになったことばです。
正しいように見えて、実は、正しくない内容のことです。
世の中、このもっともらしい嘘がはびこっているのです。
健康や医療によく見られますが、社会や政治などにもよく見られます。

例えば、がんの予防。
がん予防といえば、「早期発見・早期治療」ですね。
しかし、実際は、早期発見は、予防ではありません。
がん予防とは、がんにならないようにすることです。
早期発見は、がん患者を早く見つけ、増やすものです。
患者が増えたほうがメリットがある方々が、考えたもっともらしい方法です。

このような「もっともらしい嘘」は数え上げればきりがありません。
この嘘に騙されないために、適切な知識が必要です。
医者は医学部で勉強しているから、とか、自分は学がないから、とかいっていると思うつぼです。

医師は医学部では教えてもらわないことはわからないことが多いのです。
その代表的なものが、栄養学と心理学です。
医学部での教育課程では、重要視されていない科目です。
個人的に学んでいる医師もいらっしゃいますが、まだまだ少数派です。
医師ですら、もっともらしい嘘に騙されていることに気がつかないこともあります。
医師は頭がいい方がです。
勉強ができるので、教えられたものを覚える力は優れています。
それがかえって、違う知識を入れにくくなっているのです。

「もっともらしい嘘」を見抜くために、基本的な知識を学びましょう。
複雑なものを学ぶと、かえって騙されやすくなるかもしれません。
今回のコロナウイルス禍なども、基本的なことを押さえると見え方が変わってくるかもしれませんよ・・・。