糖尿病タイプ別対策2:インスリン合成不全タイプは・・・?

血糖値を下げるホルモン、インスリン。
このホルモンは、膵臓で作られます。
なんらかの要因でインスリンが作られなくなるタイプがあります。
一つは、医療でもいわれるⅠ型糖尿病です。
遺伝や感染症などで、膵臓がダメージを受けてしまい、インスリンを作ることができないタイプです。
しかし、そういったことがないのに、インスリンが作られないタイプがあるのです。
それは、栄養不足です。

インスリンはホルモンです。
ホルモンだけではありませんが、私たちは、食べたもので身体を作っています。
ホルモンも同じです。
食べたものから作っているのです。
ですので、食べ方が悪いと、ホルモンを作ることができなくなるのです。
インスリンがうまく作ることができないのは、食べ方が悪いからかもしれません。

インスリンは、ペプチドホルモンに分類されます。
ペプチドホルモンは、タンパク質(アミノ酸)が中心となっているホルモンです。
インスリンは、その中でも、ロイシン、グリシン、アラニンなどが主体となっています。
これらが不足すると、インスリンを作ることができなくなるのです。

ロイシンは、牛肉、レバー、七面鳥、ハム、牛乳、プロセスチーズなど多くの食品に含まれています。
グリシンは、エビやホタテ、イカ、カニ、カジキマグロなどの魚介類などに多く含まれています。
アラニンは、牛や豚のレバーなどのほか、しじみやあさりなどの貝類にも多く含まれています。
もし、こういった食品が苦手だったりして、食べていない方で、インスリンの分泌不全が疑われる方は、一度、摂取してみましょう。
もしかしたら、インスリンが作られるようになって、血糖値が下がるかもしれませんから・・・。

ただし、腎不全の傾向のある方は、タンパク質の摂取は気をつけなければいけません。
腎臓に負担がかかる可能性もありますので、その場合は、これらを減らす必要があるかもしれませんので、状況を確認してください。

栄養心理カウンセリング講座では、こういったことも取り上げています。
ご関心のある方は、TAO心理カウンセリング学院のこちらのページをご覧下さい。
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