心理学講座137 あかちゃんも見えている
生まれたてのあかちゃん。
大人から見ると分かっていなそうですが、実はけっこう分かっていたりするのです。
視覚の発達は4つの段階がみられます。
第1期
生後4ヶ月くらいまでの時期です。
最初は光対象に不明瞭な反応です。
それが、次第にものや人を凝視するようになります。
特に、母親の顔、おもちゃ、自分の手など身近なものを見ます。
第2期
乳児が座ることができるようになる時期です。
部屋全体を見ることができるようになります。
目と手が協応できるようになります。
音がするとその音源を目で探索するようになります。
第3期
自分で移動が可能になる時期です。
遠方の人やものに注意が向くようになります。
細かいことにも目が向くようになります。
第4期
2歳の終わり頃です。
このころに、だいたい大人と同じようにものを見ることができるようになります。
赤ちゃんは経験を積みながら、いろいろなものを見ることができるようになります。
初期には、おかあさんの笑顔などがあるとより発達が進むと思います。
おかあさんが笑顔で育児ができるよう、おとうさんは環境を整えていきましょう。