心理学講座199 第二反抗期はありましたか?
あなたは第二反抗期がありましたか?
第二反抗期は、女子は11~13歳、男子は13~15歳くらいに起こりやすいです。
女子では2~6ヶ月、男子では女子よりも長く続くケースが多いです。
攻撃的になったり、孤独を好んだりする現象です。
特に、攻撃的に現れることを第二反抗期と呼んでいます。
消極的な形で現れることを孤立化と呼んでいます。
どちらにしても、社会的行動が後退する時期です。
第二反抗期と孤立化は異なって見えます。
しかし、どちらもおとなから離れようとする現れです。
第二反抗期は精神的に自立するためには大切な時期なのです。
「反抗期がなかった」
最近は、こういったことを耳にするようになりました。
ずっといい子で過ごしてきたというのです。
こういった例では、自立がスムーズにいかないことがあります。
そして、成人してから反抗期のような行動を取ることがあります。
また、自立できないので、適切な形で仕事に従事できないということが起こったりすることがあります。
おとなにとって、反抗期は嫌なものです。
対処に困りますし、どう受け取っていけばいいのか、苦しむことがあります。
しかし、自立して、おとなになるためには必要な関門なのです。
まずは、こういったことを理解することが大切だと思います。