がんの方の栄養心理カウンセリング(3)
がん。
二人に一人はかかる可能性があるという国民病ともいえる病気です。
私の社会人としての出発点は「がん」でした。
以来、がんの方と接する機会をいただいています。
その中で、感じるのは、未だに病院は、心のケアや日常生活のケアには力をいれていないということです。
がんですので、どうしても治療優先になるのはわかります。
しかし、がんで悩まれている方は、心のケアや日常生活の過ごし方にも悩まれていることが多いのです。
病院には、カウンセリングという概念が乏しいので、心が置いてきぼりになっているような気がします。
そのような中、がんで悩んでいる方に、どのような接し方をすることができるか、ということをまとめさせていただきました。
栄養心理カウンセリング講座で取り上げさせていただいていますが、心理カウンセリング的な接し方や日常生活のアドバイスなど多岐にわたります。
栄養を学んでいる方は栄養のことはわかるかもしれませんが、カウンセリングに弱い面があったります。
カウンセラーは栄養学に弱かったりします。
専門家はその部分には強いかもしれませんが、全体的に対応することが難しいのです。
ですので、心理学も栄養学も生理学も病理学もある程度理解しているほうが、がんなどの病気に悩まれている方の相談にのる時には有効なのです。
相談するときには、専門家に相談することは大切だと思いますが、専門家は一面しか見えにくいということを頭にいれておきましょう。
3月30日(水)は、栄養心理カウンセリング講座です。
「がんの方の栄養心理カウンセリング」について行う予定です。
12~14時、神奈川教室です。
よろしくお願い致します。