心理学講座172 反抗期は5歳くらいになると落ち着きます

2歳ぐらいから始まる反抗期。
それまで従順だった子供変化に親は戸惑いがちです。

しかし、この時期は独り立ちするために必要な期間です。
そのことを親も理解しておくことが必要です。

「自分勝手にしていいわけではない」

反抗期の中でも子供に理解させたい事柄です。
自分勝手なことばかりいわないで、一応はいわれたとおりにやろうとする意識を育てることです。
そういったことを踏まえて、自己主張が合理的に行えるという経験を子供に持たせることが大切です。

ここをうまく通り過ぎると、だいたい5歳くらいで反抗的な態度は少なくなります。
その上、一定の決められた課題をやりとげ、おとなにほめてもらおうとする態度ができてくるのです。

「自分が周囲から何を期待されているか」
「社会的に望ましい形で自己表現することが自分にも満足を与える」

こういったことを子供が認識しはじめたということです。
この経験が、その後、子供が社会生活を送っていく上で重要です。
約束や決まりをまもるという訓練にもなっているからです。

反抗期を迎えたお子様をお持ちの方は対応に苦慮されると思います。
ただ、それは子供の自立のために必要なことであると、親や周囲は心得ておくことが大切なのです。