心理学講座139 形の識別
私達はいろいろな形を識別しています。
この脳力はかなり小さい頃から作られていることが分かっています。
生後6ヶ月の乳児。
円、三角形、四角形、十字形などを区別することができます。
一つのものが区別できるようになると次々と区別できるようになります。
ですので、まずは一つだけでも区別できるようになることが大切です。
これは大人でも同じです。
なかなかできなかったことでも一つ問題を突破できると次々に解決できるようなことがあります。
0と1とでは大きな違いがあるのです。
形の識別は、2~3歳ごろが著しく発達します。
数字や文字などは4~5歳ぐらいが急速に発達します。
形の方向までわかるようになるのは7~8歳です。
このように年齢によって認識できる能力は変わっていくのです。
ですので、早く能力を求めすぎてはいけません。
ついつい、親は焦りがちになりやすいです。
子供の成長を待つことも時には大切なのです。