心理学は行動の科学です。
行動は環境刺激を受けた時の人の反応です。
この結びつきを研究するのが基礎心理学です。
この分野で大切なのが実験です。
実験をして統計処理を行い、事実を導き出します。
そのため、研究目的に関係のない要因を出来る限り取り除きます。
理想的な場面を作り、環境刺激と人と行動の関係を調べていきます。
ですので、実験心理学と呼ばれることもあります。
よく聞かれる質問があります。
「占いは統計学」
そういった面もあるかもしれませんが、心理学や医学の背景こそ統計学なのです。
統計学的な視点がないと心理学を学ぶことができません。
「カウンセラーになりたいのなら、英語と統計学を学べ!」
大学の先生にいわれたものです。
しかし、実際、カウンセリングを行う時に、英語も統計学もそれほど必要ではありません。
英語や統計学は論文をまとめたり、発表する時に必要なものです。
その基本を学ぶため、大学の授業があります。
大学の授業は直接的にはカウンセリングには結びつかないことが多いです。
でも、知らないよりは知っていたほうがいいかもしれません。
カウンセリングを行う時は、日本人を対象とするのであれば、英語よりも日本語のほうが必要です。
統計学よりもコミュニケーション能力のほうが必要だと思います。
TAO心理カウンセリング学院では、カウンセリングに必要な知識のみをまとめてお伝えしています。
時間と労力を有効に利用して欲しいからです。