現代心理学は行動の科学です。
行動にまつわるものはすべて心理学の研究対象となります。
特に、実験を重視してきたのが現代心理学です。
その結果、多くの発見がなされ、私たちも恩恵を受けています。

その実験が正しいかどうか、その判定を行うものが統計学です。
ですので、心理学の背景には統計学があります。
統計学抜きにして心理学を語ることができません。

ですので、大学で心理学を学ぶ方は統計学は必須です。
大学へ入ってから学ぶということでもいいのですが、高校生の時から統計学は学んでおいたほうが楽だと思います。
心理学科は文系に分類されていますが、統計処理が多いため、理系の知識も必要です。
入学してからびっくりすると思います。

当学院は大学ではありません。
日常生活でも使えるカウンセリング理論や技術を伝えています。
そのため、大学のような統計は出てきません。
ただ、心理学の背景には統計学的な技術が使われているということを頭の片隅に入れておいていただければと思っています。
ですので、大学のテキストとは構成がかなり違ってきています。
ポイントだけ抜粋して、学んでいただけるように工夫しています。