心理学を学ぶことは心のことを学ぶことと思われている方が多いかもしれません。
確かに、心について学ぶのですが、心理学では心理を行動ととらえています。
行動に関するものは心理学の研究対象です。
行動が起きるためには神経の働きが必要です。
そこで、神経についても学ぶことが必要なのです。
脳から身体の様々なところへ神経が張り巡らされています。
脳から太い神経の管が出ていて、そこから、様々な神経が出ています。
この管のようになっている部分が脊髄です。
脊髄は脳の延髄という所から出ています。
脊髄は次のような働きをしています。
1.末梢(手足や皮膚など)で感じた刺激を大脳へ送り込みます
2.大脳で処理された情報を筋肉などへ伝達します
3.末梢で感じたものを大脳を通さないで筋肉に伝達します
3は脊髄の働きとしても重要です。
脳まで送っていると時間がかかるので、危険なことがあります。
ですので、より早く身体を動かす必要がある時などに利用されます。
反射といわれる行動は脊髄特有の行動です。
人はいろいろな場所がそれぞれの役割を果たしていて、全体として成り立っています。
バラバラに動き始めると体調不良などになってしまうのです。
全体のバランスが重要なのです。