心理学を学ぶ時に発達は欠かすことができません。
私たちは生まれてから死ぬまで成長し続けるからです。

発達は成熟と学習の相互作用によって行われます。
心身が成熟するからこそ、いろいろなことを学習することができるのです。
例えば、言葉。
子どもが言葉を使えるようになるためには、脳の成熟や発声器官の成熟が必要です。
赤ちゃんは鼻から肺への気管と口から胃の食道がつながっていません。
ですので、話すことができないのです。
成熟とともに気管と食道がのどでつながるため、話をすることができるようになるのです。

また、そういった成熟していくなかで、言葉に触れる環境があることが言葉を習得するポイントになります。
母親や周囲の人が子どもに話しかけます。
また、母親の真似をしてこどもが発声した時、ほめたりします。
こういった繰り返しがこどもに言葉を習得させるよういんとなります。

発達では、成熟と学習がどのように関わり合っているかを知ることが重要です。
こういったことを研究する分野が「発達心理学」なのです。