心理学講座119 情緒の分化

生まれたばかりの新生児はいろいろな情緒を表現できません。
それが成長して行くに従って、いろいろな情緒を表現できるようになっていきます。
情緒を学習していくのです。
その上、知覚能力が発達して、区別する力が加わっていきます。
すると、より明瞭に情緒を表現するようになります。
体のコントロールができるようになればなるほど、細かい情緒を表現できるようになるのです。

だいたい、3ヶ月で3種類くらい表現できるようになります。
6ヶ月で6種類くらいです。
2歳頃には約2倍になります。
6歳頃には成人とあまり変わらない情緒的表現ができるようになります。

子供の情緒は発達は著しいです。
かなり早いうちから情緒的表現が可能になるのです。
情緒的表現が生活していく上で欠かすことができないものだからだと思います。

子供の機嫌の善し悪しの観察はとても親や養育者にとってとても大切なことだと思います。
お子様をお持ちの方はよく観察されてみて下さい。