心理学講座117 情緒の発達
前回までは身体的な側面の発達をみてきました。
今回からは情緒的な発達に視点を当てていきたいと思います。
私達は刻々と外界と何らかのかかわりを持っています。
・パソコンで記事を書く
・人と話をする
・風景を見る
・食事をする
など、何らかの関係を持っていきます。
その時、美しいとか、恐ろしいとか、おいしそうとか、嬉しいとか、様々な態度を持ちます。
そして、その出来事について価値をつけていきます。
・パソコンで書くのは好き
・この食事を食べたい
などです。
こういった心理的状態を感情といっています。
私達はいろいろな事物や場面に遭遇します。
それらに対しての態度や価値づけをします。
その結果、行動を起こすのです。
行動を起こさせるエネルギーのようなものの中に感情があります。
感情は行動に影響するので、心理学の研究テーマになるのです。
この感情の中で比較的短時間で消失してしまうものがあります。
また、動悸や顔色など身体的変化や身体的表出を伴うものがあります。
これを情緒と呼んでいます。
情緒は感情の一部分です。
この情緒はどのように発達していくのでしょうか?
次回から詳しく見ていきたいと思います。