心理学講座194 指導法によってやっぱり結果が違うのです
指導法によって、やっぱり結果は異なるのです。
小学校での実験です。
指導方法を3つに分けて児童の変化を比べました。
・専制的な指導
・放任的な指導
・民主的な指導
結果は次のようでした。
・専制的な指導
自主性・自発性が消失
集団内に指導者に従属する派と反対派が出現
・放任的な指導
自分勝手で、まとまりのない行動が増えた
・民主的な指導
友好的に全体が協力
熱心に組織的集団活動が行われた
教師のあり方によって、集団のあり方が変わるということです。
接し方によっては、集団意識を低下させることもあります。
また、権威主義的な社会的行動を助長する可能性もあります。
ですので、教師の態度や指導のあり方が大切です。
教育的見地からいっても教師の指導法は意図的にコントロールされることが重要です。
最近、いじめの報道がよくなされています。
教師のあり方だけでは防ぎきれない面もありますが、軽減することはできると思います。
教師という立場にいらっしゃる方には心して、児童に向き合って欲しいと思います。