心理学講座187 最初はなかなかまとまらない
集団生活。
まとまるにはそれなりの時間と関係性が必要です。
それを学ぶ場が小学校。
小学校では遊びや学習を通して仲間関係を学んでいきます。
しかし、小学生くらいだとまだ個人的傾向が強いです。
みんな花形になりたがろうとします。
結果、みんなバラバラになってしまうことがあるのです。
また、集団的遊びが増えるにつれて、けんかも多くなります。
原因は単純なことが多いです。
・ものの取り合い
・悪口
・邪魔をする
・さわった
・足を踏んだ
小学校1年生のころはしょっちゅういざこざが起きます。
それが3年生になるとけんかは減少していきます。
これは、衝突が少なくなったわけではありません。
表現が直接的でなくなっただけです。
社会的な人間関係の技術を習得してきたためです。
・学級や仲間集団のルールを理解してきた
・個人に対する理解ができてきた
・直接的なけんか以外の解決法を身に付けてきた
しかし、最近では衝突が少なくなったといわれます。
それだけ、優秀な子供が増えたのでしょうか?
私は接触を避ける子供が増えてきたのではないかと思います。
大人になっても人との接触を避ける人が増えています。
接触していかないために、より、相手やルールの理解ができなくなってしましいます。
幼少期に、仲間との衝突も経験しておいたほうがいいと思います。
でないと、衝突に弱くなり、引きこもったりしてしまいやすいからです。
子供の環境もかわってきたということでしょうね・・・。