アメリカの心理学者マズローは欲求には段階があると唱えました。

1.生理的欲求
2.安全の欲求
3.所属と愛の欲求
4.承認の欲求
5.自己実現の欲求

この欲求段階は1から順番に満たしていこうとします。
そして、自己実現の欲求は際限がなく、もっと欲しくなるような欲求でもあると考えました。
しかし、晩年になって、第6段階の欲求があると提唱し始めました。
それが、「自己超越の欲求」です。

この欲求に達する人は少ないです。
1~5段階の欠乏欲求が満たされなくても活動できるような人たちです。
一部の宗教家や哲学者、慈善活動家などに見られるくらいです。

自己超越の欲求に達して、充足できる人はかなり少ないです。
マズローは2%くらいだろうといっています。
幼少期でこの段階に達することは難しいです。
かなりの経験を積んだ、聖人といわれるような人を指すのだと思います。