そもそも、前提が間違っていたら・・・

世の中の常識って、何でしょう?
とりあえず、その社会では、多くの人が正しいと思っていることでしょうか?
しかし、その常識、根本が間違っていることもあります。

たとえば、がん。
「一度できたがん細胞はその人の命がなくなるまで増殖する」
こんな常識が医療にはありませんか?
そのため、がんの増殖を止め、大きくなる前に切り取ってしまおうと治療が始まります。
今は、常識のがんの三大療法。
手術・放射線・化学療法(抗がん剤)。
どれも、がんの増殖が前提となっています。

しかし、実際は、がん細胞は毎日、5000個はできているといいます。
それなのにがんにならないのは、免疫が阻止してくれているからです。
ですので、増殖し続けるという前提がおかしいということがわかります。
医師の中には、このことを理解している方もいらっしゃいます。
しかし、今の日本の保険医療制度では、三大治療を行わないといけません。
もし、違う治療をしてしまうと、保険医を取り消されてしまうのです。

現代日本の医療の前提は、保険医療制度です。
保険医療制度の中で認められている治療をすることが前提です。
たとえその治療が効果がないとしても・・・。

私たちは、見えない前提に縛られているのかもしれません。
悩んだ時には、今一度、その現象の前提を考えて見るといいかもしれません。