早期発見・早期治療は予防ではありません

「病気の予防」というと「早期発見・早期治療」といわれますね。
しかし、この「早期発見・早期治療」は予防ではありません。
治療の原則です。
重症化させないための考え方です。

本来、病気の予防は、病気にならないための方法であるはずです。
しかし、現代の日本は、「早期発見・早期治療」が予防になっているのです。
そのため、健診を受けることが病気の予防のように考えられてしまっています。
健診は、病気を早く発見するもの。
予防ではないのです。

現代の日本医療には、本当の意味での予防という考え方はありません。
「予防のために、薬を飲みましょう」
こういったことをいわれることもあります。
これは本当の予防なのでしょうか?
薬を使わずに予防はできないのでしょうか?
薬は、治療のために利用するものです。
そして、薬は、もともと身体にとっては異物です。
副作用も考えられます。
それを予防として捉えるのは、どうでしょうか?

今一度、予防という概念を変える必要があります。
体調が悪くなった時は、医療も必要だと思います。
しかし、体調を整えるためには、今の医療の考え方はちょっとズレているように思います。
あなたは、どう考えるでしょうか・・・?